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実用建築設備ヒント300
2006年9月1日

第3章 施工的な事柄
| 第3章目次 | 3-1 工程表、仮設計画他 | 3-2 電気 | 3-3 空調 | 3-4 給排水 | 3-5 昇降機 |
3-3 空調設備的な事柄
421 空調機の後付け電線管用下地材の用意
空調機は現地搬入後、計装配管等電線管を直接本体の外装に取り付けることがよくある。工場製作までに計装担当者と打ち合わせを済ませ配管固定用の下地類を工場段階で考える。
422 空調機の結露対策
梅雨どきには空調機が結露することがある。結露の多い場所は 1.本体のコーナー部、  2.点検口廻り、3.基礎と本体の固定部分などである。これらは機内保温施工をしっかりすることで かなり改善できる。 空調機の製作図段階では機器内張り保温施工の要領は出てこないことが多いので、 メーカーが決まれば結露対策についてもよく打ち合わせる。
423 特注の吹き出し口
特注の長いブリーズライン吹き出し口は、吹き出し口ボックスと合わせて試作品で検討の後、 本製作に入ることが望ましい。吹き出し口を中間で接続する場合の接続部分の亜鉛鉄板は、接続 が離れることのない構造となっているか、保温材もしっかり固定できるかなどをチェックする必要 がある。 いずれにしても特注吹き出し口の場合は所要の風量、風速、吹き出し方向などの検討も試作品段階で 工場実験を済ませておくことが望ましい。
424 センサー取り付け位置
温度や湿度のセンサーは設置位置の状況を正確に測定できる場所に設置しなければならない。 それらをコンセントの近くに設けると発熱機器が来てその影響を受けたり、壁につけてもキャビ ネットの移動でセンサーが隠れたり周りが狭くなったりする。またダクト内に設置する場合は汚 れ易いのでセンサーの掃除が簡単にできるようにしておく。 一般室設置センサーで今一つ考えられるのが出入り口扉の部屋側上部の壁である。多少の補正 が必要であるがセンサーの周囲は開けているしメンテも楽である。 いずれにしても一度取り付けると事後の位置替えは難しいので考え方を整理した上で決めるこ とが重要である。特に階も上下数階、且つ広範囲の各室を受け持つ空調機の管理用センサーの場合はなおさらである。
425 ストレーナーの保温仕上げ
竣工後、定期的また必要に応じて点検を要するものがいろいろある。ストレーナー、圧力容器 などが該当する。後日保温仕上げを外すことがある物の保温仕上げは、それを外しても再取り付 けが可能な保温仕上げの形とする。
426 空調機内加湿装置
送気の中へうまく加湿するためのガイド板については、加湿の噴霧流が特定の突起物に当たら ないよう気を付ける。当たり続けると結露して水滴が下に落ちる。落ちる位置がドレンパンで受 けていない位置なら長期的には骨格部の錆び、腐食につながる。メーカー製作図の時点で気をつける。
427 揺れる垂れ幕、舞台幕
幕や緞帳を備えたステージの空調は、気流の影響でそれらが大きく小さく揺れることがある。 吹き出し風速、風量、風向等々の要素もあるが、「ステージ上で給排気の収支を合わす」ことを基本に揺れ防止を考える。


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