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監理レポート

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第3回目:現場代理人の原価管理 ― 増減積算 ―

設計図通りに施工が可能ならば、現場代理人の原価管理業務は、ぐっと減るに違いない。

現場代理人にとっては、施工管理・工程管理・品質管理・安全管理等、激務の毎日であるに違いない。
これに付け加え、設計変更・現場変更に伴う原価管理などする余裕がないという。

■ 例えば、民間工事の現状:
建築プランが変更になった。それに伴い設備プランがガラッと変更になった。
改修工事で、あるべき配線、配管等がなかった。接続する対象が変わった。
施工中に施主の意向で、ガス燃料が、電化に変わった。
機能が追加された。仕様がグレードアップされた‥
現場では、実に変更が多い。
少し、時間をください。まとめて会社の方から増減金額を報告しますという。

■ 提案:
減額が多く、増額が少ないのであれば、それでよいかもしれない。
最終で、増減精算をする余裕があるかもしれない。

設計変更・現場変更に伴う金額変動は、増額が圧倒的に多い。

ならば、増減に伴う金額提示を先手、先手で提出するのが利益を損なわないための必要条件か。
一方で、現場を見ていない積算部署が、増減をスピーディーに算出するのは困難である。
ここでは、増減「精算」ではなく、金額算出が先立つので、増減「積算」という言葉を使う。

増減積算のポイントは、必要精度の見極め。まず、最初は「粗」から始まる。

「 複合単価・自由自在 」 を使って説明すれば、話は早いが、一般向けのため不可能か。

まず、森を見ることから始まる。電気設備ならば配管・配線サイズ等は平均をとる。
例えば、電灯配線:EM-EEF 1.6-2C,1.6-3C,2.0-2C,2.0-3Cを拾い分けをせず、平均をEM-EEF 2.0-2Cとする。
衛生設備もしかり。冷暖房設備、空調換気設備のダクトもしかり。

その平均サイズとして、全数量を拾う。材料に偏りがあれば、グループ分け平均をとる。
合計数量に複合単価を掛ける。
部材も同様に平均をとる。その個数を計上する。無理があればグループ分け平均をとる。

複合単価を用いることが、スピーディーに計上する 「キーポイント」 である。
複合単価は、付属品、雑材料、ロス分、労務費、下請経費、損料等を全て含んでいる。

間違いはないと思うが、立ち上げ等の数量拾いを忘れないように。

複合単価の採用には、十分な注意が必要となる。

○○積算実務マニュアルは、有益な書籍だが、
契約金額ベースがかなり低い場合は、使いづらい。というより誤差が大きすぎる。
管理可能費と管理不能費が区別できないため、一括頭切り単価となるためである。

ぜひ、契約ベース・社内ベースの複合単価をお使いください。

それ以外だと、いくら「粗」といっても、積算にはならない。

■ 精度を上げる場合:
A案で変更施工することが、決定した。

拾い出しレベルを上げ、小グループに分け、同様の作業をする。
最終的には、全てを拾い出し、複合単価を掛け、集計をする。

精算の方法は各社で、まちまちなのでここでは触れないでおきます。

最初から、きちっと積算しようとすれば、誰だって無理が生じる。
砥石を使うように、荒砥に始まり、中荒砥、仕上げ用と精度を上げていくことが肝要か。

多くの方は所持されていると思いますが、
単なる精算書フォーマットですが‥よろしければこちらからダウンロードをしてください。

官民工事に関わらず、
設計変更・現場変更に伴う増減金額をスピーディーに算出できる力を身に付け、
竣工精算時には、常に利益アップをして帰社される現場代理人となることを願ってやまない。

2008年 2月 4日

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