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施工管理の実務ポイント

第13 回目:やりにくいは、禁句の第一位です.

同じ内容を発注者に伝えるのに、言葉の選択を誤れば、返ってマイナス評価になります。

残念ながら、設計図書は、施工性を考慮されていないケースが大半ではないでしょうか。
スペック(仕様、機能)に重点をおいているため、施工性にまで配慮されていない。

そのため、設計図書をそのまま施工図には置きかえられないのが現状です。
その対応に、施工者の経費がかさみ、また、技術力が試されます。

今更、欧米と比較しても、一足飛びに、我々日本建設業界の業態は変わらない。
では、個別に、設計図書をどう料理するかが、最終の利益に直接跳ね返ります。

肝心は、「やりにくい」を、禁句とすべきことから始まります。
やりにくいは、やろうとするなら、できるのです。
禁句なのは、請負者の都合、やりやすい施工方法を安易に選ぶ姿勢 とすり替えられるからです。

設計変更の対応ならば、必ず、増減精算が発生します。
施工の都合で増は、認められません。しかし、減なら、認められるといった不条理は、確かにあります。

そのため、「やりにくい」なんて表現をせず、こうすれば、より品質に 貢献できる、と提案しませんか。
やりたい施工方法の利点を、「 提案 」 として、ぜひ、アピールしましょう。
これが、知る人が知る 「 現場の知恵 」なのです。

言葉一つで、損得が変わります。

2015年、建設業界の図式は大きく変わることでしょう。

今まで、見て見ぬふりをして、手を付けてこなかったこと、
「 やろうとすれば、できる改善 」 を、今から、決意を持って断行することで、
得られる見返りは大きく変わることでしょう。

前向きに、今、できることに、直ちに挑戦したいものです。

今、当面対処すべき総合評価落札方式にも、禁句があります。
併せて、ここをご覧ください。▼

建設業界そのものは、決して廃らない。
淘汰は、必然ですが、冬の先に春が訪れるのも、必然です。
いっしょに手を取って、この難局を乗り越えましょう。

監理者チーム

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